近年、教育のデジタル化により、デジタル教科書やタブレット教材、eラーニング、電子ペーパーなどの新しいジャンルの製品も確実に増えて来ています。なかでも。もともと大学から始まったアクティブ•ラーニングは「受動的」な勉強姿勢から「能動的」な勉強姿勢へと転換する目的で始まったものです。アクティブ•ラーニングは今後もますます進化していくことでしょう。
また、近年の教育ITソリューションの最大の目玉は、プログラミング教材でしょう。プログラミングは68%の保護者が「小学校でのプログラミング教育に賛成」と回答しているという調査結果もあります。
また、近年新しく出てきたタイプの教育に自立型個別指導があります。生徒が学習においてわからないところがあれば、講師に聞きに行くという学習スタイルです。従来の個別指導は、先生が積極的に生徒に教えるという形態でしたが、自立型においては生徒がわからないところを自ら聞きに行くという学習スタイルです。動画の教材と組み合わせて行うケースが多く、フランチャイズやベンチャー系の塾を中心に勢いを増しています。
デジタルの進化を抜きにして、教育を語ることができない時代において、講師の生徒との関わり合いを再定義する必要に迫られています。塾の講師は、従来の講師に付加価値をつけることが求められ、メンターやファシリテーター、コーディネーターと呼ばれる新たな役割を担うことになりそうです。デジタル化が進む中で、ツールを使って個々の生徒の勉強方法を生徒に提案する、モチベーションを上げる役割を果たすなど。塾講師の役割は多様化する方向にあります。